なるぴーの卒業。
SKE48チームKⅡの片岡成美ちゃんが、12月15日の昼公演で卒業発表しました。
とても大好きなメンバーで、仕事の休憩中、SNSでその報を知り、思わず
『うぇーーーっ!!!』
と、大声をあげてしまい、一緒にいた二人を驚かせてしまいました。
「青春ガールズ」公演や、大場美奈さんのいないKⅡ公演では、ピンク紫のサイリウム振っていました。
7期生5年目ではありますが、まだ高校2年生、SKE48の「劇場公演」には欠かせない存在である彼女が、卒業するとは、全くノーマーク。
脳天カチ割られた思いでした。
なるぴー(片岡成美ちゃん)を、劇場で公演メンバーとしての初見は、2015年12月3日。
7期生同期の野島樺乃ちゃん、杉山愛佳ちゃんが正規メンバーに昇格して初めてのチームS「制服の芽」公演でのアンダー出演でした。
当時チームSリーダーだった宮澤佐江さんのポジションでの出演の、なるぴーの印象は、
『ちっちゃ!!!!!!!!』。
「手をつなぎながら」公演のバックダンサーで2回ほど観ていましたし、DMMで観ていた研究生公演でも、小さいなとは思っては、いましたが、正規メンバーに混じっての公演、本当に『ちっちゃ!!!!!!!』
でした。
しかし、ももを人一倍高く上げ、目一杯手を広げて踊っていて、正に『小さい分だけ、動きは大きく』のキャッチフレーズ通りのパフォーマンス。その姿に、寧ろ感動すら、覚えました。
その後、SKE48への加入時身長138cmにもかかわらず、ダンスの振り入れや立ち位置表の覚える力が良かったことや大きく踊ることが評価されてか、研究生公演だけでなく、各チームの公演のアンダーに欠かせない存在になっていきました。
あまりにも公演への連続出演が重なり、ファンから
「なるぴーが壊れちゃう❗」
と、心配する声が上がったことすらありました。
また、急遽の欠員に対応する「スクランブル出演」と言えば、なるぴーでした。
劇場公演は16人。SKE48のメンバーやファンは、欠員での「15人公演」を嫌がります。
ある土曜日お昼前、お泊まりした同期の家でSHOWROOM配信をしていると、その場にいたメンバー皆に連絡が入る。
即、配信終了。1時間後、開演の昼公演に何事もなかった顔でステージに立つ、なるぴーの姿がありました。
こんなことも、ありました。当日休演で「15人公演」で始まった、ある公演。
前半曲、自己紹介、ユニット曲も終えた後半曲が始まった瞬間、しれっと、ステージ上には、なるぴーの姿。
『なるぴー、きたーーー!!!!!!』
『鉄人なるぴー』でした。
そんな彼女が、苦戦を強いられたのは、7期生の最後でチームKⅡに昇格後。当時チームKⅡは、20名のメンバーを抱えていて
先輩が休演でない限り、出演できない、所謂「スタベン」。
しかし、研究生公演やチームS、チームEの公演への出演も、けして厭いませんでした。
あるチームS公演に、スクランブルで出演、それもやったことのないポジション。開場直前までリハーサル。
開演後も、自己紹介を終えたら一人だけ先にはけた。「これから先、覚えてきまーす!!!!」
なるぴーがいなければ、成り立たなかった公演は、数知れず。
正に、『劇場の守り神』『シアターの女神』です。
そんな、『シアターの女神』のパフォーマンスを、SKE48劇場で観たのは、
研究生「PARTYがはじまるよ」公演 6回
チームS「制服の芽」公演 3回
チームKⅡ「ラムネの飲み方」公演 0回
チームE「手をつなぎながら」公演 2回
チームS「重ねた足跡」公演 1回(昇格後 1回)
チームKⅡ「0start」公演 2回(昇格後 1回)
チームE「SKEフェスティバル」公演 2回
研究生「青春ガールズ」公演 1回
シャッフル「青春ガールズ」公演 6回(昇格後 6回)
チームKⅡ「最終ベルが鳴る」公演 5回(昇格後 5回)
シャッフル「手をつなぎながら」公演 1回(昇格後 1回)
ラムネ観てない!!!!!!!!!!!
なんか、ガチ恋。
す
ファーストラビット「大場美奈」が輝いた日 (2)
愛知県東部に住む僕にとっては、大阪で平日におこなわれる公演に出向くことは、かなりリスキーなこと。
「終電に間に合わなかったらどうしよう?」
そんな思いを巡らしながらも、一公演だけだが、発売早々に申し込んであったチケットを握りしめ、大阪に向かったのは、
10月15日。
10月12~16日、COOL JAPAN OSAKA TTホールで舞台「ハケンアニメ!」が上演された。
我が一推し「大場美奈」が、初めて主演をつとめる舞台となる。
これまで、彼女が出演した舞台は、SKE48メンバーで演じれたミュージカル「AKB49~恋愛禁止条例」やラフォーレ原宿で上演された「ギャグマンガ日和~奥の細道、地獄のランウェイ編~」と、観ては来ている。
しかし、今回はこれまでの作品とは、比べものにならない。ほぼ初体験のストレートプレイ、それもベテラン舞台俳優さんたちに混じっての初主演。並々ならぬ経験をさせていただくのだ。
☆☆☆
かつて、握手会で舞台について言葉を交わしたことがあった。(「ギャグマンガ日和」からしばらくたった時だったかな?)
ヴ「みなるん、また舞台やらないの?」
み「舞台って、スケジュール調整大変なんだよね」
ヴ「わかるけど…….」
み「劇場や握手会できなくなっちゃうよ。それでもいい?」
ヴ「それは、それで困るけど…..」
こんな感じだったかな。
☆☆☆
だから、SKE48の最新シングル「FRUSTRATION」の個別握手会の日程が上がって、9~11月の握手会、全欠席のスケジュール見た時、
「おっ、舞台だ!!!」ってなってた。
でもその直後、「初主演」ってなって、震えた。
マジ、マジなやつだ。
だから、本当なら、全日程、全公演駆けつけたいところなのだが、仕事で時間の問題やお金の問題もあり、そうもいかず、一公演だけ、だけど観に行くことにした。
☆☆☆
10月15日当日。TTホールには、まだ入場準備も、当日券販売も開始されてない時間に到着。NMB48の聖地とも言える「大阪城ホール」をめぐったり、中華そばで腹ごしらえし、コーヒーでリラックスしながら、開場時間まで過ごした。
陽が落ちて、辺りが薄暗くなり、ホールの「TT」の看板が明るく照らされるようになった、18時、開場。入り口には、「ハケンアニメ!」のサイネージが、ロビーには大きな看板が飾られていた。
座席は、A列上手通路から、数番目。すでに、座席は確認済みだったが、最前列は、予想以上に、近い。SKE48劇場の最前以上!
幕はなく、舞台上には、すでにセットが出来上がっている。
アニメ制作会社のオフィス。階段を上がれば、別室や別空間として使われるであろうロフト?が、A列からは、櫓のように高く見えた。
開演のベルがなる。息を呑んで、大場美奈の登場を待つ。
舞台に彼女が現れた瞬間、じーんときて、目に汗が滲んだ。立派だった。
最前列からの舞台は、迫力がある。
年配の俳優が吐くセリフと共に唾も飛び散る。それをものともせず、唾もセリフもしっかり受け止め、切り返す姿は、正に女優だった。
実は不器用な彼女だから、稽古の段階では、悪戦苦闘したことだろう。
でも、持ち前の素直さと地頭の良さで、他の俳優さんたちに可愛がられ、この舞台の一員に成長して、結果を出す。
それが、大場美奈だ。
演じる川島加菜美は、原作には登場しない「書き下ろし」だという。
アニメ『運命戦線リデルライト』の制作に携わることで、夢を思い出し、走り出す、加菜美。
SKE48に移籍し、がむしゃらに前に進む姿を見せる、大場美奈。
あてがきされているのかもしれないが、素の大場美奈と重なる所も多い、魅力な女性だった。
あっという間だった2時間40分。カーテンコールで、最後に現れた、彼女。
本当はとても小柄なはずなのに、大きく輝いて見えた姿を見て、涙ながらに拍手している、僕がいた。
☆☆☆
まだ、稽古期間中だった、9月半ば。大場美奈は、稽古の息抜きをするかのように、SKE48のライブに出演した。
そこでソロで披露したのは、『ファーストラビット』。
まだ、AKB48が全盛期。前田敦子、大島優子といった所謂『神7』たちに混じって、大場美奈は、末席ながら歌唱メンバーに選抜されている。
「不思議の国のアリス」をモチーフとした、この曲は、一般的には、前田敦子のことを唄っていると言われているが、僕はこの曲を聴くと大場美奈を思い出す。
見知らぬ洞穴にとびこんで、傷つくことを恐れず、全力で駆けていく。
まさに、
『------生きろ。
君を絶望させらるのは、
世界で君ひとりだけ。』だ。
当時のAKB48のトップクラスは、皆、そうだったに違いない。
大場美奈は、その空気を間近に、肌で感じることの出来た、最後の48グループ現役メンバーなのだ。
「リデルライト」………
偶然だろう、きっと。
しかし、なんと「不思議の国のアリス」のモデルとされる女性の名は、『アリス▪リデル』というらしい..........。